SEOコンサルタントという職業について思うこと

「SEOコンサルタント」という言葉に違和感?

最近「SEOコンサルタント」という言葉に違和感を感じるようになってきました。

「SEOコンサルタント松尾」という肩書きは、誰が決めたわけでもない、自分で勝手に決めた肩書きですが、当方のコンサルの時間配分は、「3割」をSEO の技術的な話に、「3割」をマーケティングの話に、残り「4割」を、「Webコンテンツをクライアント様と一緒に考える時間」に使うようにしています。

勿論、その通りの時間配分にならないことも多いですが、当方のコンサルは、クライアントに「何かを生み出してもらう」ということを目的としています。

というわけで、当方のコンサル業務は、「SEO」のコンサルだけをしているわけではないのです。
だから自分でも「SEOコンサルタント」という言葉はおかしいな、と・・・。

ただ、「SEOコンサルタント」というのは分かりやすい肩書きには違いないので、当分は「SEOコンサルタント」という肩書きで突き進もうとは思っています。

SEOは「サイトの売り上げを伸ばすための一施策」に過ぎません。

同じアクセス数のサイト同士でも、「売れるサイト」と「売れないサイト」がありますが、その差を生み出しているのが、強力なキャッチコピーやユーザビリティーの高いデザイン、すなわち「Webコンテンツ」です。

多くの人が言っていることですが、SEOは「サイトの売り上げを伸ばすための一施策」に過ぎません。
検索順位だけを気にしていると、根本的な売り上げの上昇は期待できません。

ネットビジネスの成功には「マーケティング」の知識は必須であり、その成功に欠かせないのが、「Webコンテンツ」のヒットなのです。

当方がクライアントとWebコンテンツを一緒に考える時には、


  • クライアントの強み
  • クライアントの予算
  • クライアントのWeb技術

を聞きます。

クライアントの強みを知ることで、「その強みがあれば、こんなコンテンツを作ると面白いに違いない」という発想ができます。

SEOに効果的なコンテンツの制作には、必ずしも予算が必要なわけではない。

コンテンツを作るには予算が必要ですが、予算がかけられないというクライアントには、無料でできるコンテンツ制作(例えば、ブログに面白い記事を執筆する方法とか)をレクチャーします。
Web技術に詳しくないクライアントには、ブログの作成方法などをレクチャーする時間が勿体ないので、こちらでさくっとブログを立ち上げてしまうこともあります。

また、予算に余裕があるクライアントには、Flashゲームなどのコンテンツ制作や、勝手にコンテンツが充実していくCGM的なサービスの立ち上げを勧めることもあります。

当方はフリーランス集団のWEB制作チームを組織していますので、「その予算ならこういうものが作れる」という進言ができる他、大体の「納期」も分かります。これは最大の強みだな、と思っています。

昔は、サイトのSEO要因(バックリンクやらインデックス数やら、その他諸々のデータ)を細かく掲載した「分析シート」を作成し、コンサル時のクライアントに渡すようにしていましたが、最近は、そんなシートを作る時間が勿体無いと感じるようになってきました。

シートを作る時間があるのなら、その時間を使ってコンテンツのアイデア出しを行う方が、時間を有効利用できます。

コンテンツ型SEOを提案できるSEO業者は、あなたのサイトのことを本当に考えてくれている業者です。

あるクライアントさんが、某社のSEOコンサルを受けた際、

「おたくのサイトはバックリンクが少ないことが分かったので、うちの被リンクサービスを使ってみませんか?」

と提案されたらしいです。

そんなSEOコンサル、あまりにも寂しすぎる。

と提案する方が、絶対に気持ち良いと思う。

サイトが100種類あれば、100通りのSEOがあります。
それらすべてのSEOに重要なのが「コンテンツ提供型SEO」なのです。